
子どもになめられてしまい接し方が分かりません。



子どもたちとの関係性はとても難しいですよね。
- 子どもたちが言うことを聞かない
- 子どもたちに注意しても笑っている
- 他の保育士と自分への態度が違う
子どもになめられてしまいどのように接したらよいか悩む方も多いのではないでしょうか?
保育士として子どもたちに優しく接したいのに、なめられてしまうのはとても困りますよね。
- 子どもになめられる保育士の特徴
- 子どもになめられた時の間違った対処法
- 正しい対処法と信頼関係の築き方
本記事では、子どもになめられてしまう保育士の特徴や対処法について解説しています。
最後まで読めば、間違った対処法をして子どもたちとの関係が悪くなることも防げるのでぜひ最後までご覧ください。
- 保育士歴10年以上・現役保育士
- 保育士⇒介護事務⇒保育士の転職経験
- 保育園、小規模保育園、乳児保育園で勤務経験あり


子どもになめられる保育士の特徴


子どもたちは自分たちの周囲の大人たち、とくに保育士を非常に敏感に観察しています。
そのため、保育士一人ひとりの態度や行動が子どもたちの行動や反応に大きく影響を与えます。
子どもたちから「なめられる」保育士の特徴について、具体的に見ていきましょう。
- 優しすぎて何でも言うことを聞いてしまう保育士
- 子どもの接し方に自信がなく、恐る恐る関わっている保育士
- クラスで一番下の立場で、周囲の保育士たちからも怒られている保育士
- 子ども達に知られていない、新人の保育士
1つずつ詳しく解説していきます。
優しすぎて何でも言うことを聞いてしまう保育士
優しさは、子どもたちとの信頼関係を築く上で非常に重要な要素です。
しかし、優しすぎて何でも子どもの言うことを聞いてしまうと、子どもたちはその保育士を「言いなりにできる」と感じ、結果として保育士の言うことを聞かなくなる可能性があります。
このような状況は、クラス全体の運営を困難にし、他の子どもたちにも悪影響を与えることも…。
優しいだけではなく、必要に応じてきちんとした指導や叱責を行うことが重要です。



保育士は優しさだけでなくときには厳しさも必要ですが、さじ加減がとても難しいですよね。
子どもの接し方に自信がなく、恐る恐る関わっている保育士
子どもたちとの関わり方に不安を感じる保育士は、その不安が子どもたちに伝わり結果として子どもたちから「なめられる」ことがあります。
子どもたちは敏感で、保育士の自信の無さや恐れを瞬時に察知します。
このような状態ではクラスの運営がスムーズにいかず、保育の質も低下してしまう可能性があります。
自信を持って、堂々と子どもたちと関わることで、子どもたちも保育士を信頼し尊敬するようになりますよ!
また、子どもたちと楽しく遊び信頼関係を築くことで、子どもたちは保育士の言うことを理解し協力的になります。
クラスで一番下の立場で、周囲の保育士たちからも怒られている保育士
クラスで一番下の立場にいる保育士は、子どもたちから「なめられる」ことがあります。
子どもたちは周囲の大人の態度や行動を敏感に感じ取り、その保育士が他の保育士たちから怒られている様子を見て、その保育士を尊敬しなくなることがあります。
このような状況を避けるためには、保育士同士での協力と尊重が必要ですよ!
また、保護者とのコミュニケーションも重要で、毎日の子どもたちの様子を伝え、信頼関係を築くことで、子どもたちも保育士を尊敬し、信頼するようになります。



私も1年目の複数担任の時に、私にだけ激しくわがままを言う子どもがいて対応に悩みました。
子ども達に知られていない、新人の保育士
新人の保育士は、子どもたちや保護者からまだ知られていないため「なめられる」ことがあります。
新人の保育士は、子どもたちや保護者に「お姉さん」や「お兄さん」と見られがちで、尊敬や信頼を得るのが難しいことがあります。
しかし、積極的に子どもたちと関わり、楽しい時間を共有することで子どもたちからの信頼を得ることができますよ!
メリハリを持って子どもたちと関わり、ダメなことは叱り、良いことは褒めることで、子どもたちは保育士の言葉に耳を傾け、尊敬するようになります。
子どもになめられた時の間違った対処法


保育士として子どもたちとの関わりはとても重要でありその中で間違った対処法をとることは、子どもたちに恐怖を与え信頼関係を失う可能性があります。
間違った対処法は子どもたちの心に深い傷を残し、その発達に悪影響を及ぼすことがあるので気をつけましょう。



言うことを聞いてくれないとイライラしてしまいますが、間違った対処法をしないように気をつけましょうね!
威圧的に子どもを押さえつける
子どもたちに威圧的に接し押さえつける行為は、子どもたちに恐怖心を植え付けます。
これは、保育の本質から大きく外れた行為であり、子どもたちの心の成長を阻害します。
子どもたちは安心して自由に表現できる環境で育つことが重要であり、威圧的な態度はその安心感を奪います。
このような行為は子どもたちの信頼を失い、保育士としての信頼性を大きく損なうことにつながるのでやめましょう。
大きな声で怒鳴って恐怖を与える
大きな声で怒鳴ることも、子どもたちにとっては恐怖を与える行為となります。
このような行為は、子どもたちの心に不安や恐れを植え付け心の成長を妨げるのでやめましょう!
保育士としては、子どもたちに対して理解と愛情をもって接することが求められます。
怒鳴ることで子どもたちの心に傷を与え、保育士としての信頼を失うことになりかねませんのでやめましょう。
子どもを否定して言うことを聞かせる
子どもたちに対して否定的な言葉を使うことは、自尊心や自信を傷つける可能性があります。
例えば、「いうこと聞かないとどうなるかわかる?」や「先生おもっきり怒るよ」といった言葉は、子どもたちに恐怖を感じさせ、信頼関係の構築を困難にします。
子どもたちとの信頼関係は保育の基礎であり、否定的な言葉はその基礎を揺るがせます。
したがって、子供たちの意見や感情を尊重し、ポジティブなコミュニケーションを心掛けることが重要ですよ。
新人や後輩にも子どもになめられるなと教える
新人や後輩に対して、「子どもになめられるな」と教えることは、時には古い考え方であり保育士の本質的な役割から外れてしまいます。
保育士の主要な役割は、子どもたちを健やかに育てることです。
子どもたちに「なめられる」という発想自体が、子どもたちに対する信頼の欠如を示しています。
新人や後輩に対しては子どもたちとの信頼関係の構築や、正しいコミュニケーションの方法を教え尊重と理解を深めるべきです。
保護者に子どものダメな態度を言いつける
保護者に子どもの悪い態度を言いつけることも、問題の一因となり得ます。
「ママに言うよ」「もう家でもおこってもらわないと」といった脅しの言葉は、子どもたちに不安や恐怖を与え保育士との信頼関係を損ないます。
保護者とのコミュニケーションは重要ですが、子どもたちの小さな過ちを家庭に持ち込むことは避け、保護者と協力して子どもたちの成長と発展を支えるべきです。
正しい対処法と信頼関係の築き方


保育士として子どもたちとの関わりは非常に重要であり、その中で信頼関係を築くことが必要不可欠です。
信頼関係が築ければクラス運営もスムーズになり、子どもたちも安心して保育士の指導を受けることができます。
正しい対処法と信頼関係の築き方について詳しく解説します!
- 子どもとたくさん遊んで信頼関係を築く
- 自分から子どもに積極的に関わり、楽しい保育士と思ってもらう
- メリハリをつけて関わる
- 子どもが話しかけるなどの表現をしたときは丁寧に答える
- 保護者とも毎日の様子を伝え、信頼関係を築く
1.子どもとたくさん遊んで信頼関係を築く
子どもたちは遊ぶことが大好きです。
保育士が子どもたちと一緒に楽しく遊ぶことで自然と子どもたちは保育士に親しみ信頼を寄せるようになります。
遊びの中で子どもたちの好奇心を刺激し、新しいことを学ぶ機会を提供することで子どもたちは楽しみながら成長できますよ!
遊びの中でのコミュニケーションは、子どもたちの心を開かせ保育士との絆を深めます。



叱って言うことを聞かせようとするより、信頼関係を築くことが1番大切です!
2.自分から子どもに積極的に関わり、楽しい保育士と思ってもらう
子どもたちに積極的に関わり、楽しい保育士であることが重要です。
子どもたちが保育士を楽しいと感じることで、自然と保育士に対する信頼が生まれますよ。
積極的に子どもたちの話に耳を傾け一緒に活動することで、子どもたちは保育士を信頼のおける存在として認識します。
保育士からの褒め言葉は子どもたちの自信を育み、保育士との信頼関係を一層強固にします。
3.メリハリをつけて関わる
保育士として、子どもたちとの関わり方にはメリハリが必要です。
子どもたちに対して適切な指導と愛情をもって接することで、子どもたちの心の中で保育士の位置づけが適切になりますよ。
メリハリを持って接することで、子どもたちはルールを理解し適切な行動を学びます。
これにより、保育士と子どもたちとの間に健全な関係が築かれ、互いの信頼関係が深まります。



褒める時にはたくさん褒め、叱るときには子どもにも分かりやすい言葉ではっきりと注意することが大切です!
4.子どもが話しかけるなどの表現をしたときは丁寧に答える
子どもたちが何かを話しかけてきたとき、それに対して丁寧に答えることは子どもたちとの信頼関係を築く上で重要です。
子どもたちの話を真剣に聞き適切に応えることで、子どもたちは自分の意見や感情が大切にされていると感じます。
これにより、子どもたちは保育士に対して安心感を持ち、更にオープンにコミュニケーションを図ることができるので丁寧な対応を大切にしましょう。
5.保護者とも毎日の様子を伝え、信頼関係を築く
保護者とのコミュニケーションもまた、保育士の重要な仕事のひとつです。
毎日の子どもたちの様子や成長の様子を保護者に伝えることで、保護者と保育士との間に信頼関係が築かれるでしょう。
定期的なコミュニケーションを通じて、保護者は保育士の専門性や熱意を感じ取ることができ、保育士に対する信頼が深まりますよ!
これにより、保育士、保護者、そして子どもの三者間の信頼関係が強固になり、子どもの成長を共に喜び合うことができます。
まとめ:子どもになめられる場合は、まず信頼関係を築くことを大切に!
本記事では、子供になめられる保育士の特徴とその対処法について詳細に解説しました。
子どもたちとの関わりの中で保育士が信頼関係を築くことは非常に重要であり、そのための具体的な方法や考え方を理解し、実践することが求められます。
子どもたちとの関わりの中で正しい知識とスキルを持ち、子どもたちに適切な保育や発達の援助をすることが保育士の役割です。
また、保護者との信頼関係を築き子どもたちの成長を共に喜び、支えることも大切な責任の一部ですよ。
これらの役割と責任を全うすることで子どもたちは安心して成長でき、保護者も安心して子どもたちを預けることができるでしょう。
コメント