
ダメな保育士と思われたらどうしよう。
自分が「ダメな保育士」の特徴に当てはまっていたらどうしようと悩む方も多いのではないでしょうか?
一生懸命働いていても「ダメな保育士」のレッテルを張られたらつらいですよね。
- ダメな保育士の特徴
- 子どもたちに対してダメな保育士
- 保護者に対してダメな保育士
- ダメな保育士にならないための対処法
本記事では、子どもたちや保護者から見たダメな保育士の特徴について解説しています。
最後まで読めば、ダメな保育士にならないための対処法もわかりますよ!
- 保育士歴10年以上・現役保育士
- 保育士⇒介護事務⇒保育士の転職経験
- 保育園、小規模保育園、乳児保育園で勤務経験あり


ダメな保育士の特徴


保育士に求められるのは、大切な子どもたちを預かっての安全管理や健康管理はもちろん、保護者とのコミュニケーション能力などさまざまな要素が組み合わさっています。
しかし、それらの必要なスキルや資質を欠いている保育士がいれば、それは「ダメな保育士」の特徴とも言えます。
以下では、ダメな保育士の典型的な特徴について詳しく掘り下げていきましょう。
支持されるまで行動しない
保育士の職業において、指示待ちで行動しないというのは大きな問題です。
指示を待ってから行動する保育士では、緊急時に適切な対応をすることができないリスクがあります。
子どもたちの安全や発達の援助、成長のためには保育士の自発的な行動が求められる場面も多く、その場で即座に判断し行動する能力は保育士には不可欠ですよ。
安全管理の怠慢
子どもたちの安全は、保育園で最も重要な責任の一つです。
安全管理を怠った結果、子どもたちが事故にあってしまったり、危険な状況に晒されることは絶対に避けなければなりません。
安全管理の怠慢は保育士の重大な責任違反であり、命に関わる最も重要な課題を軽視することは、ダメな保育士の一番大きな特徴ともいえます。
健康管理ができていない
保育園で過ごす子どもたちは、まだ免疫力が十分に備わっておらず、風邪や感染症にかかりやすい脆弱な体を持っています。
そのため、保育士には子どもたち一人ひとりの健康状態を見極め、病気の早期発見や予防などの医療対応に乗り出すことが求められています。
そのための具体的な行動としては、子どもたちの体調変化に気づく敏感さ、正確な体温測定、適切な保湿やエアコンの管理などが必要ですよ。
これらの健康管理を怠る保育士は、子どもたちの健康を脅かす要因となるため、ダメな保育士の特徴となります。
報告、連絡、相談ができていない
保育士の仕事は子どもたちと関わるだけでなく、その保護者や他の保育士との連携も重要な役割の一つです。
特に、子どもたちの状態の変化や園での出来事については保護者に正確に伝えることが必要です。
報告、連絡、相談の報連相は保育士の基本的な業務であり、これを怠ると信頼関係の破綻や不安を引き起こす可能性があるので、報連相ができていない保育士はダメな保育士の特徴と言えるでしょう。
常にネガティブ
保育士の仕事は子どもたちの心の育成も担っているので、ポジティブな姿勢を持つことが求められます。
ネガティブな保育士では子どもたちにも希望や活力を与えることができず、子どもたちの成長を妨げる可能性もあります。
気持ちの面で子どもたちを引き下げる存在となってしまうネガティブな保育士は、ダメな保育士の典型的な特徴とも見なされますよ。
子どもたちに対してダメな保育士


基本的な職務を怠る「ダメな保育士」の特徴に加え、子どもたちからどのように見えるかという視点も大切です。
子どもたちと共に過ごす時間は多く、子どもたちから好かれ信頼されなければなりません。
以下では、子どもたちから見たダメな保育士の特徴について掘り下げてみましょう。
一緒に遊ばない
子どもたちは自分たちと一緒に遊んでくれる保育士を好む傾向があります。
子どもたちと一緒に遊ばない保育士は、子どもたちから距離を感じさせてしまう可能性がありますよ。
遊びは子どもたちにとって大切な学びの場であり、社会性を身につけるための基盤でもあります。
遊びを通して子どもたちの思考を尊重し、感情を理解することは保育士の重要な役割です。
子どもたちと一緒に遊ばない保育士は、コミュニケーション能力が不足していると言えるでしょう。
笑顔がなくアクションが少ない
子どもたちは、顔の表情や態度から保育士の感情を読み取っています。
そのため、笑顔がなく、アクションが少ない保育士は子どもたちにとって退屈で面白味のない存在に映ることでしょう。
さらに、そのような保育士からは愛情ややさしさを感じることが難しく、子どもたちは自己肯定感や自信を失う可能性もあります。
保育の現場では、常に笑顔を絶やさず、活き活きとした姿勢で子どもたちと接することが求められます。
子どもの意見を無視する
子どもたち一人ひとりが持つ独自の思考や意見を尊重することは、子どもたちの自尊心や自己肯定感を培うために重要です。
子どもの意見を無視する保育士は、その成長を制限する可能性があります。
保育士は子どもたちの話をじっくりと聞き、彼らの表現の機会を奪うことなく、自己表現の力を引き出すべきです。
子どもの意見を無視することは、その信頼関係を損ないダメな保育士の特徴といえるでしょう。
怒ることが多い
子どもたちは、怒られることで不安感や恐怖心を感じることがあります。
その結果、保育士への信頼感を失い、自己表現を抑制するようになることもあります。
怒ることが多い保育士は、子どもたちの精神的安定を揺るがし、ダメな保育士の特徴となるでしょう。
えこひいきをする
全ての子どもたちは平等に接することが求められます。
しかし、特定の子どもをえこひいきする保育士は、その他の子どもたちからみれば不公平感を生じさせます。
これは子供たちの自尊心を傷つけ、集団生活に悪影響を及ぼす可能性があります。
したがって、特定の子供をえこひいきするような行為は、ダメな保育士の特徴となるでしょう。
保護者に対してダメな保育士


保育士の仕事は、子どもたちだけでなくその保護者と密接に関わるものです。
保護者が安心して子どもを託すためには、保育士に対する信頼感が不可欠です。
以下では、保護者に対してダメな保育士の特徴について詳しく見ていきましょう。
挨拶がない
挨拶はコミュニケーションの最初のステップであり、敬意を表する重要な行為です。
保育士が挨拶を怠ると、保護者との信頼関係を築く上で大きな障壁となります。
挨拶がないことで、保護者は保育士の子供に対する態度や教育への取り組みに対して疑問を持つかもしれません。
挨拶がない保育士はダメな保育士の特徴といえるでしょう。
上から目線で物事をいう
保育士は保護者と対等な立場で接することが求められています。
しかし、上から目線で話す保育士は、その基本姿勢を欠いています。
このような態度は保護者の信頼を失い、保育士と保護者間の信頼関係を築くことができません。
したがって、上から目線で物事をいう保育士は、ダメな保育士の一つの特徴といえます。
連絡の伝え忘れが多い
保護者は、保育園で遅れることなく子どもの情報を把握しておきたいと思うものです。
保育士が情報を伝えることを忘れたり、遅れたりすることは、保護者の不安を高め、大切な信頼関係を崩すことになります。
これは安全性や子供の健康を直接的に影響する事項であり、重大な怠慢といえます。
したがって、連絡を忘れがちな保育士は、ダメな保育士の特徴といえるでしょう。
ダメな保育士にならないための対処法


ダメな保育士の特徴を理解した上で、改善していくための具体的な対処法を見ていきましょう。
以下は保育士がダメな保育士にならないための対処法になります。
信頼関係をしっかりと築く
保育士として信頼関係を築くためには、挨拶や感謝の言葉を忘れずに伝えることが重要です。
また、報連相を怠らず、適切な報告、連絡、相談を行い、保護者とのコミュニケーションを深めることも大切です。
信頼関係を基に、子供たちへの適切な援助と指導を行うことが求められるので、まずはしっかりと信頼関係を築くようにしましょう。
常に笑顔を心がける
子どもたちは、嬉しいことや悲しいこと、困ったことなど、様々な感情を表現します。
保育士はその感情を受け止め、ポジティブな反応を示すことが必要です。
常に笑顔を絶やさず、子どもたちの感情に共感することで、子どもたちは自分の感情を正しく理解し、表現する力を育てることができるので、常に笑顔を心がけるようにしましょう。
どの子ども、保護者に対しても平等に接する
保育士は、すべての子どもたち、そして保護者に対して、平等に接することが求められます。
特定の子どもをえこひいきする行為は、他の子どもたちに対する不公平感を引き起こします。
すべての子どもを公平に扱い、それぞれに個別のケアと教育を提供することで、保育士としての信頼性を保つことができるでしょう。
健康管理をしっかりとする
保育士は子どもたちの健康管理にも責任があります。
子どもたちの体調を日々チェックし、保護者に適時報告することが大切です。
また、感染症の予防や栄養管理など、広範囲にわたる健康管理をしっかりと行うことで、子どもたちの安全と健康を確保することができるでしょう。
まとめ
この記事では、ダメな保育士の特徴とそれを改善するための具体的な対処法を見てきました。
子どもから見た視点、保護者から見た視点から、ダメな保育士の特徴を把握することで、改善のためのアプローチを立てることができます。
信頼関係を築くこと、常に笑顔を心がけること、どの子どもや保護者に対しても平等に接すること、そして子どもたちの健康管理をしっかりと行うなど、保育士が自身を磨くための要素は多種多様です。
これらの対応を心掛けることで、ダメな保育士から優れた保育士へと進化することが可能です。
保育士という職業は、子供たちの成長をサポートするため、そして保護者からの信頼を得るために、高いプロ意識と敬愛の念が求められます。
自己の振る舞いを日々反省し、改善していく努力が、最終的には子供たちの笑顔と成長につながるのです。
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