保育士に向いてないのか?子どもにイライラしてしまう時の対処法

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保育士向いていないイライラ
悩む保育士

保育士向いていないかも…

  • 毎日子どもにイライラしてしまう
  • 子どもにすぐ怒ってしまう自分は保育士向いてないのかな?
  • なんでこんなにイライラするんだろう

子どもたちにイライラしてしまうことがあり、保育士に向いていないのではないかと悩む方も多いのではないでしょうか?

子どもたちは可愛いけれど保育士も人間です、時にはイライラしてしまうこともありますよね。

  • 子どもにイライラする人は保育士に向いていないのか?
  • 保育士が子どもにイライラしてしまう理由
  • 保育士がイライラした時の対処法5選

本記事では、子どもにイライラしてしまう理由や対処法について解説します。

最後まで読めば、毎日イライラして仕事が楽しくない、つらいと悩む気持ちが楽になるのでぜひ最後までご覧ください。

筆者みちママのプロフィール
  • 保育士歴10年以上・現役保育士
  • 保育士⇒介護事務⇒保育士の転職経験
  • 保育園、小規模保育園、乳児保育園で勤務経験あり
みちママ
目次

子どもにイライラする人は保育士に向いてないのか?

保育士向いていない

結論から言うと、子どもにイライラするからといって「保育士に向いてない」ということはありません。

保育士の仕事は精神的にも肉体的にも本当に過酷な仕事です。

  • 一人で何人もの子どもの命を預かっている
  • 発達の個人差がある中で一人ひとりの理解や援助
  • 体を動かして遊んだり、1日中抱っこの毎日

このような状態の中、まったくイライラせずに仕事をするのは難しいでしょう。

一人で何人もの子どもの命を預かっている

現在の配置基準は0歳児は保育士1人に対して3人、1歳児と2歳児は1人に6人、3歳児が1人に20人、4・5が1人に30人となっています。

たくさんの現場から保育士の配置基準の見直しを求める声が上がっていますが、それくらい余裕がない状況の中で保育士は日々保育を行っているので精神的に追いつめられることもあります。

みちママ

全学年の担任経験がありますが、4・5歳児の担任は本当に大変すぎます。

体を動かして遊んだり、1日中抱っこの毎日

保育士の退職理由の1つに健康上の理由(体力含む)があります。

保育士の退職理由

引用元:厚生労働省

子どもたちと一緒に園庭で走り回ったり、リズム体操をしたり、夏には一緒にプールに入ることも。

元気いっぱいの子どもたちと一緒に遊ぶのは本当に体力の消耗が激しいし、乳児クラスだと代わる代わる泣く子どもたちを1日中抱っこしていることも珍しくありません。

体の疲労感が抜けないと精神的にも余裕がない状態が続き、イライラにも繋がってしまいます。

みちママ

年齢を重ねると保育士の仕事は本当にきつくなってきます。

保育士が子どもにイライラしてしまう理由

保育士イライラする

保育士が子どもにイライラしてしまうのは精神的、肉体的に余裕がないときに子どもたちが言うことを聞いてくれなかったり、思うように仕事が進まなかったりするときだと思います。

保育士がイライラしがちな状況を以下にまとめました。

子どもが自分の思い通りにはならない

子どもは予想外の行動をしたり、なかなか自分の思い通りにはなりません。

  • 泣き止まない
  • 部屋を走り回る
  • いたずらをする
  • 大きな声を出す
  • 指示通りに動いてくれない
  • してほしくないことをする
  • 子ども同士のトラブル
  • 集団の輪を乱すような行動をする

子どもだから仕方ないと思う反面、「なんで言うことを聞いてくれないの?」「なんで余計なことをするの?」と怒りが湧いてくるでしょう。

みちママ

毎日穏やかに仕事をするなんて本当に難しいですよね。

保育士に精神的な余裕がない

保育士は仕事量が多く、勤務時間が終わっても書類や製作の準備、行事の準備、次の日の保育の準備など残業や持ち帰り仕事も多いです。

思うように仕事が進まないとイライラにも繋がりますよね。

仕事量が多いだけでなく、さらに以下のような悩みもあります。

  • 職場の人間関係が悪い
  • 給料が安い

本当に保育士は過酷な仕事で、新卒保育士の25%は1年目で辞めています。

厚労省の調査では、新卒保育士の「4人に1人」が1年以内に退職している。

また5年間で「約半数が離職」し現職の保育者の約50%が、勤続5年未満と言われている。

引用元:新人保育者の早期離職に関する実態調査 – CORE Reader

保育士がイライラした時の対処法5選

保育の中でイライラすることが多い場合の対処法を5つ紹介します。

  • 子どもと距離を置く
  • 「6秒ルール」を意識する
  • イライラの原因を探す
  • 自分に合った保育ができる環境で働く
  • 保育士を辞めて違う仕事に挑戦する

対処法①子どもと距離を置く

イライラしていると感じたら子どもと距離を置いたり、複数担任の場合は対応を交代してもらいましょう。

イライラが原因で感情的に子どもを叱ってしまったり、怒鳴ってしまうことはよくないです。

子どもと丁寧に向き合うためにも、一度子どもと距離を置いて心を整えるようにしましょう。

イライラすることは人間の自然な感情なので恥ずかしいことではありません。

距離を置くことで冷静な判断ができるようになりますよ。

みちママ

1人担任の場合は、時には褒めて、叱って、受け止めて…すべて対応しないといけないので難しいですよね。

対処法②「6秒ルール」を意識する

「6秒ルール」というのは、腹立たしい気持ちが強くなった時に、6秒間だけ、その気持ちを表に出さないように我慢することです。

腹が立ってきつい言い方をしたくなったら、こころの中でゆっくりと1から6まで数を数えてもいいでしょう。

怒りの気持ちは、海岸に打ち寄せる波のようなもので、一時的に高まっても自然に収まっていきます。

引用元:6秒ルールを意識しましょう|けんぽれん[健康保険組合連合会] (kenporen.com)

ついイライラすると強い口調で子どもに注意してしまうこともありますが、この「6秒ルール」を意識するとたった6秒間我慢するだけで少し冷静な気持ちになりますよ!

みちママ

イライラしやすい人は「6秒ルール」を日頃から意識するようにしましょう!

対処法③イライラの原因を探す

仕事の疲れやストレスが原因でイライラしやすくなっている可能性もあります。

そのため、イライラの原因となっているストレスを軽減していくのも効果的です。

  • 毎日の残業や持ち帰り仕事で疲れが溜まっている
  • 同僚や先輩保育士と人間関係がうまくいっていない
  • ひとり分の仕事量が多く精神的につらい
  • 保育士が少なく子ども一人ひとりとゆっくり関われない

上記のような悩みは園長や主任に相談をしたり、仕事を工夫して少しずつでも解決できるようにしましょう。

対処法④自分に合った保育ができる環境で働く

今の保育園の環境は自分に合っていますか?

自由な保育がしたいのにマニュアルだらけの保育園で働いている、のんびり乳児保育がしたいのに大規模な保育園で行事に日々追われている、プライベートの時間を大切にしたいのに残業や持ち帰り仕事が多い保育園で働いている…。

私はふつうの保育園、小規模保育園、乳児保育園での勤務経験がありますが、保育園によって保育の中で大切にしていることが異なり、働きやすさも全然違います。

5年後、10年後も今の保育園で働いていたい!」と思わない場合は、毎日イライラしながら仕事をするよりも自分が穏やかに長く働ける保育園に転職する方が心が疲れないですよ。

みちママ

幼児クラスの担任でイライラしてつらい方には小規模保育園や乳児保育園を一度経験してみてほしいです。
行事や書類も少なく全然違いますよ!

対処法⑤保育士を辞めて違う仕事に挑戦する

保育士として働いていると「どうしてもイライラしてしまい毎日つらい」という場合は他の仕事に転職するということも1つの方法です。

1日のうち仕事をしている時間はとても長いため、その仕事が自分に合わないのに無理をして働くと精神的に疲れてしまいます。

私自身、7年間保育士として働いたのですが、このままずっと同じ職場で働くことに限界を感じて異業種に転職しました。

転職することは悪いことではないし、保育士資格を活かせる一般企業の仕事もたくさんあります。

自分の人生を楽しく生きるためにも後悔のない選択をしてくださいね!

みちママ

私は転職をしていろいろな経験ができて本当に楽しかったです!

まとめ:イライラしてしまう原因を探し、対処することが大切

日々の保育の中でイライラしてしまうことが多い場合は原因を探し、対処することが大切です!

  • 一人で何人もの子どもの命を預かっている
  • 発達の個人差がある中で一人ひとりの理解や援助
  • 体を動かして遊んだり、1日中抱っこの毎日

このような精神的にも肉体的に過酷な保育士の仕事の中でイライラしてしまうこともあると思います。

まずはすぐにできる対処法として、以下のことを試してみてくださいね!

  • 子どもと距離を置く
  • 「6秒ルール」を意識する
  • イライラの原因を探す

長期的に考えて今のイライラする状況を変えたいという場合は、毎日我慢して過ごすよりも将来の自分のために環境を変えましょう。

  • 自分に合った保育ができる環境で働く
  • 保育士を辞めて違う仕事に挑戦する

イライラして過ごす毎日が少しでも減るように行動することが大切です。

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